外に出よ~っと!

人生谷あり谷あり

砺波 能作で錫鋳造体験

福岡に拠点を構え生活している愚息1号が帰宅し、いつもの様に一家が揃う。

もうそろそろ家族が増えて欲しいものだが。。。

この日 陽が暮れるとそう暑くなかったのでエアコン停めて換気扇全開、扇風機2台を強で回して焼き肉を。

エアコン点けて焼き肉すると匂いがねー

ビールにするかと聞くと日本酒がええんやと。

山形の酒 雪むかえ 純米吟醸 生酒

米の甘味を感じるがあっさりしたあと口。(かなー)

そしてちょっと数日早いが一家集合の機に

愚息1号の〇歳誕生日祝い。 ま めでたい歳でもないけど。

翌日朝から出発 な予報。

クルマで行くなら家人は運転せんでええやろ。

久々に後席でのんびり。。。

 

出来ひんわなー ペースダウンで時間押してるし。

 

北陸道に入って敦賀辺りで結構な

積乱雲の下に居るみたい。

からは離れたがから下に向かって角みたいなものが見えた。

写真撮ろうと試みたが失敗。 ひょっとすると小さいけど竜巻だったのかな?

砺波ICに到着。

この日のお昼は 廻る寿司め組 で。

鳥取や松江みたいに富山もハイレベルな廻る寿司があってこの店も良いらしい。

皿毎に価格設定の店。鮪ほほ肉にぎり

ぶりトロ

とか オーダーすれば職人さんが目の前で握って提供される廻っていない回転寿司店

ほたるいかの沖漬け

軍艦巻きは厨房から出て来るので職人握りかどうかは不明だが、海苔はパリッとしてて作りたて。

たこ吸盤

コリコリ感満載。

などなど40数皿食って1.5諭吉。 乗せた寿司じゃなく握った寿司でリーズナブルかと。

どわーっと降った後の間に移動。

この日のメインアクティビティは

砺波の隣 高岡オフィスパークにある 能作へ。

高岡オフィスパークは砺波市に隣接した場所にある。

綺麗な社屋になってる。

社屋同様にデザインされた鋳物の製造を行っている。

壁面展示は鋳造型。

錫の風鈴やマグカップ、小皿などが販売されている。

真鍮や青銅の鋳物も製作している様だ。

今回の目当ては此方。

錫鋳物の製造体験。

人気あるみたいでこの日の体験は満席だとか。

ガイアの夜明けに出演するんだって。

13時半からの枠を予約していた錫鋳造体験のスタート。

特殊なオイル(?)を混ぜたケイ素土で型を取る。

作るのはぐい吞み

これが型で、型を置いて

湯口をセットし、錫注ぎ口の管を置いて

網越しに型取土を満遍なく掛ける。

掛けた土をそっと押して安定させる。

上からどばっと土を入れて体重掛けて押さえ、スタンプで土を叩いて隙間なく詰める。

木枠に沿って金属差しで余分な土をこそぎ取る。

そっとひっくり返すとこんな状態。

上から剥離剤の粉を振り筆で伸ばす。

木枠にもう一つの木枠を重ねて、また網使って土を満遍なく型の上から掛ける。

土をそっと押し安定させたらまたドバっと土を入れて体重をかけて押さえスタンプで叩いて詰める。

金属差しで余分な土をこそぐといよいよ山場。

上下木枠を分離すると

少し土がくっ付いて窪みが出来てるが型は無事取れてるみたい。

元の金型をそーっと取り外して

木枠を重ねると砂型完成。

融けた錫を注ぐと圧力掛かって吹き出さない様に錘を乗せて準備完了。

融けた錫

錫の融点は231.9℃ 融点は低いので電熱コンロで融ける。

職人さんが融けた錫表面の酸化膜を取り除いて熱々を注ぐ。

いよいよ型を崩して鋳物を取り出す。

キレイに出来てる様にー

取り出した錫鋳物。熱いから気を付けて。

注ぎ口を切り取って

鋳造バリをエンドレスで削る。これも職人さんがやってくれる。

180番、360番、スチールウールの順で磨いて、アルファベットポンチで銘入れ。

ディスプレイに置いて完成写真撮影。

バフ掛けたらピカピカになるやろー とか、リューターでデザイン入れてみる とか言い乍ら手作り感を残したままの方が愛着湧きそうで決着。

体験工房建屋にあるカフェでマッタリ。

メニュー

全て錫食器なんだって。

 

68.8φのチーズケーキはこの3種から選べる。

愚息1号は しあわせの桃のしろくまかき氷

むじゃきの白熊とは違う。

愚息2号は 68.6φチーズケーキ アイスクリーム付き 

チーズケーキは季節限定オレンジマーマレード

山ノ神は 能サクッ!アップルパイ

凝ったアップルパイやけど、網に見立てたパイとリンゴは一体感なく、リンゴのコンフォートみたいだとか。

家人オーダーは 68.6φチーズケーキ アイスクリーム付き 

チーズケーキは スイートバニラwith日本酒

このチーズケーキ ふわふわでトロトロ 日本酒の香りが

錫のマグカップは熱伝導が高いのか冷たーい。

アイスコーヒーもプラシーボ効果かまろやかに感じる。


錫は毒性が無い金属でイオン効果が高いと言われており古くから食器として用いられてきたそうだ。
家人の父は町工場を営んでいたので、ダイキャスト鋳造工場とかには幼少の砌によく行ったものだ。

鋳造の金属臭を懐かしく思った。

 

片道350km程 距離があるのでGAS入れて砺波ICから帰路へ。

北陸道のリニューアル工事で複数個所1車線規制されていて、度々渋滞に遭遇。

行きはクルマが少なかった時間帯だったのか渋滞なかったのに。。。

北陸道から名神に入れたのが20時を過ぎた。

トイレ休憩を数回取りつつ22時に無事帰宅。

渋滞で疲れたから大津SAからは家人運転にチェンジしてって。

ぬわわ(単位不明)で走るよりもぬふわ(単位不明)で走った方が安定するで。

腐っても2ドアクーペスポーツタイプやし。なんてねー

 

遅い時間になったので作り置きのチキントマト煮、山芋煮とバシルパスタ、パンで夕食。

イタリアン的な晩ご飯なので新潟で調達した白ワイン レッド・ミルレンニューム を開けてみた。

勿論 自作の錫ぐい吞みで。

ワインをぐい吞みでってのもなんだが、手にも冷たさが伝わり甘口ワインがより旨くなった。

自作の焼き物コップやガラスマグカップで呑むよりも旨く感じる。

愛用品になりそうだ。

ワインの渋とかが付着しない様にすぐに洗ったのは言う迄もない。